漫画「バガボンド」は井上雄彦による、宮本武蔵を主人公とした時代劇漫画です。
吉川英治の小説「宮本武蔵」を原作としつつ、独自のアレンジが加えられており、同作者の「SLAM DUNK」とは打って変わって人間の暗部を掘り下げる精神や哲学といった面が強い作風となっています。
強敵たちとの戦いを経て肉体的にも精神的にも成長していく武蔵の姿は、多くの読者の心を打ち、長期休載中の今も多くのファンが再開を待ち望んでいます。
本記事ではバガボンドの登場人物たちの名言をまとめています。
バガボンドのセリフ・名言集
宮本武蔵
「競う相手がいた。己のすべてをぶつけさせてくれる相手がいた。だからここまで来れた。俺はひとりではなかった」
-宮本武蔵
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「天下無双は陽炎。ただの言葉。近づいたら消えた。だが、ならば石舟のじいさん、なぜあんたは今も剣を振る?」
-宮本武蔵
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「天下無双は陽炎、ただの言葉だ。いつからか忘れていた。何を一番に求めていたのか。それに較べれば、人より強いかどうか、それすらどうでも良かった」
-宮本武蔵
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「何故俺を生んだのだ。捨てるのなら、殺すのなら、疎まれ、恐れられ、忌み嫌われ、殺して、殺して、殺されるだけの鬼の子なら―――何故俺は生まれたんだ」
-宮本武蔵
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「流浪の日々は終わり、殺し合いの螺旋を降り、それで何かの上がりのような気がして、重荷を降ろした途端に、何故だ?光も見失った。いつの間に切り離されて今や、樹々すらそっぽを向いてら」
-宮本武蔵
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「自分の強さがどれくらいなのかよくわからん。すごく強いという気もするが…俺より強い奴はこの世の中にゴマンといる気もする」
-宮本武蔵
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「すこしずつでも上っていってるのかそれとも、ダメになっていってるのか。そうじゃないって言ってくれ」
-宮本武蔵
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「今この時、お前の心のうちが、安らいでいるように。どうか安らいでいるように」
-宮本武蔵
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「心も体も真ん中。緩みもなく力みもなく、ただ、ひとつの体が無数のあらゆるもののうちのひとつの粒で、無数のあらゆるすべてとひとつながりで」
-宮本武蔵
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「誰にも言うなよ、おつう。天下無双。この世に俺の名を知らぬ者なし。そのくらい強くなりてえ」
-宮本武蔵
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「天としっかりつながるほど剣は、そうか、自由で、無限だ」
-宮本武蔵
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「『帰る』場所ならもうすでに在るはず。これからつくる場所に、どうやって帰る」
-宮本武蔵
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「負けじゃねえ、勝ちへの途中!」
-宮本武蔵
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「こういう気持ちが我執だとして、まだその火は消えていない。だがこうして眺められるほど切り離されてきた」
-宮本武蔵
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「お互い斬られる覚悟あってこその斬り合いだろう。邪魔するな、覚悟のない者。生きたければ生きればいい。ただし俺に近づくな。近づくならば、斬るしかねえだろ」
-宮本武蔵
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「滞るなよ。考えるな」
-宮本武蔵
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「吉岡清十郎を倒したんだ。もう少し嬉しいかと思っていたけどな」
-宮本武蔵
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「何人斬っただの、斬ろうだの、勝とうだの、先を何も望むな。先にも後にも寄りかからず、今のど真ん中の繰り返し」
-宮本武蔵
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「俺は宍戸梅軒に、辻風黄平に勝った。だから何だ?」
-宮本武蔵
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「お前の剣の目的は何だ」
-宮本武蔵
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「師などいらん。どう振るか、どう斬るかなんて、刀が教えてくれる」
-宮本武蔵
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「刀は刀をやめることはできない」
-宮本武蔵
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「聞こえんのか?その刀の声が」
-宮本武蔵
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「どうしてそんな声を出す。その方が剣術らしく見える?」
-宮本武蔵
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「俺は、どこまででも行ける」
-宮本武蔵
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「とりあえず今はそこまでのぼっていくのみだ。俺はただ、てっぺんが見たいだけだ」
-宮本武蔵
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「何だろうこの感じ。目を閉じてしまってもかまわんような、そんな気さえする」
-宮本武蔵
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「天下は無限に広く、包みこむ」
-宮本武蔵
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「多勢の方は圧倒的有利と信じきっている分、一人一人の肚がすわってないことが多い」
-宮本武蔵
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「ふふ、そういう台詞は他所と大してかわらんね」
-宮本武蔵
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「ぬら田殿」
-宮本武蔵
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「あの人は、恐れていたのだ。無双という称号に、無二斎という名にとらわれて、広い天下を狭くした」
-宮本武蔵
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「あの日よりも半歩…間合いが遠い。それでは斬れん。やめにしねえか、伝七よう」
-宮本武蔵
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「俺は強い、そう思いたかっただけなのか」
-宮本武蔵
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「ぬたぁん」
-宮本武蔵
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「俺もお前のようであれたらと、何度も思ったよ、おつう」
-宮本武蔵
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「死ぬ覚悟はあるが、簡単に命を捨てる気はない」
-宮本武蔵
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「三段とばしくらいで上ってやるよ!」
-宮本武蔵
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「そもそも二月や三月の修行で強くなるなら、誰もが名人になれる」
-宮本武蔵
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「この満天から見下ろせば、胤舜も俺も変わりはない」
-宮本武蔵
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「胤舜もまた人なり」
-宮本武蔵
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「ちっぽけなもんだ。死が運命なら、それもまたよし」
-宮本武蔵
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「人は俺を避けた。俺はもっと人を避けた。でも本当は、お前と話すのが楽しみだった。おつう、俺にはお前だけだったんだ」
-宮本武蔵
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「この世に生れて17年生きた。何のために?」
-宮本武蔵
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「ありがとうじいさん。ありがとう胤舜。俺の中に、あんたらが生きてる」
-宮本武蔵
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「天下無双とは何か。そんなこたあ、天下無双になってから考えるわ」
-宮本武蔵
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「猫も俺の師だ。ニャンコ先生だ」
-宮本武蔵
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「そうか、この音、水の音。水の流れに間違いはない。身を空にして委ねたらいい」
-宮本武蔵
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「ふと、目指す処に名前をつけて呼んでみた。なぜそうしたのだろう。誰かの真似をしてみたくなったのか、父の真似をしてみたかったのか。少し違うような気がしたが、強くなった気がした。気持ちよかったのでそのままにした。あのときは、まだほんの小さな違いでしかなかった」
-宮本武蔵
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「それすらもすぐにただの言葉。帰りたきゃ帰りゃいい。いつでも帰れる。今ここで。動け、揺さぶれ、言葉を振り切れ。今のど真ん中にいるために」
-宮本武蔵
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「恐れは、それを覆い隠すためのやみくもな怒りを呼び、己の強さの証明、最強という幻想への執着を呼び、それを失うことへの恐れを呼び、その循環を大きくしたもの、それがそのまま殺し合いの螺旋」
-宮本武蔵
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「何でこの姿、何でこのかたち?そうか、俺は、今は、このかたちをもらってる。この体と、刀をもらって生まれてきた」
-宮本武蔵
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「今気づいた。闘う理由がない。こんな気持ちで一刀斎と斬り合うなど、あまりに勿体ない」
-宮本武蔵
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「脚が使えないことそのものより厄介な敵。それは、目の前の敵ではなく、『脚が使えない』という自らの恐れ」
-宮本武蔵
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「また忘れちまった。いいや何だって。匂いはここにある。名前をつけようがつけまいが、この匂いだ」
-宮本武蔵
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「これ以上流浪する必要があるのか?何を探しに行くと言うんだ?今を差し置いて、この瞬間という、無限の空間を」
-宮本武蔵
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「言葉にするなよ。その瞬間にもう遅れてら。今といいつつ、今にいないじゃねえか」
-宮本武蔵
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「楽しくて仕様がなかった。夜の闇でも怖くはなかった。剣を握っているあいだは、俺の中に白い光があったから。ひとりじゃなかった。誰かが笑って見ていてくれたから。名前のない誰かが」
-宮本武蔵
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「じいさん、今わかったよ。天下無双などと勝手に名付けたりして、形にはめたりしてごめん。もっとはるかに大きなものに、あなたはなろうとしていたのに」
-宮本武蔵
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「疲れ果てるまで繰り返そう。違う。上手くやろうとなぞるんじゃない。百回でも、千回でも、初めてのように、何も持たない赤ん坊のように」
-宮本武蔵
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「何ゆえ剣を振るう?剣の意味は?」
-宮本武蔵
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「負けたはずの奴は堂々と命乞いをし、勝ったはずの俺はこそこそと逃げるように去った。勝ったはずなのに天下無双が遠ざかるような。それ以後の戦いに全てに勝利したはずですが。天下無双と名付けた陽炎、ただそれだけのことに気づくのに、二十二年の年月を費やしました」
-宮本武蔵
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「本当か沢庵、生きていいのか」
-宮本武蔵
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「無謀と笑うか?なんの、天は笑いはしない」
-宮本武蔵
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「俺は自由自在だ」
-宮本武蔵
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「自分でも驚くほどの太刀筋が、強くて速い剣使いができるときがある。そんなときは、俺の体の、真ん中の奥が光ってる。そんなときなぜか、笑いがこみあげてきて、祈りたくなる」
-宮本武蔵
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沢庵
「剣は、人を斬るための刀はなぜあるのか」
-沢庵
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「『しかねえ』じゃない。『最後は』じゃない。祈りがすべてのはじまりだ。祈ることができるんだ。どんなときも、我々は」
-沢庵
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「この世に一人も、お前の苦しみを理解できる者はおらん。それでも天はお前とつながってる」
-沢庵
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「たとえ罪人でも、いやそれならばなおさら、我々仏門の徒が受け入れなくてはならないのでは?」
-沢庵
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「つながりを作っていくのが人生だろう」
-沢庵
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「ところでその刀、いつになったら振り下ろすんだ?」
-沢庵
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「人間とはこういうもんじゃねーか」
-沢庵
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「そろそろおのれを眺めてみたらどうだ」
-沢庵
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「見まいとすれば、心はますますとらわれる。心が何かにとらわれれば、剣は出ない」
-沢庵
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「一枚の葉にとらわれては木は見えん。一本の樹にとらわれては森は見えん。どこにも心を留めず、見るともなく全体を見る。それがどうやら、『見る』ということだ」
-沢庵
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「ぜーんぶひっくるめてのお前なんだ。いいんだそれで。認めてしまえ。ありのままのお前を」
-沢庵
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「命を放り投げるか武蔵。今までのお前をも見捨てるのか。殺すのみの、修羅のごとき人生が本望か武蔵。 違うよ お前はそんなふうにはできていない」
-沢庵
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「人より強くなろうとして、人を斬る為に剣を作った結果、人は自ら強さを遠ざけたのでしょうか?」
-沢庵
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「それぞれの生きる道は、天によって完璧に決められていて、それでいて完全に自由だ。根っこのところを天に預けている限りは」
-沢庵
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「自由とはこれだった。今まで知っていた自由は別のものだった。人は無限だ」
-沢庵
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「刀は鞘に納めるもの。どんなに切れる刀でも鞘がなくては、剝き出しのままでは、出会う者みな敵になる。納めるところがなくてはいつか必ず、己自身を傷つける」
-沢庵
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「仏の道は人の道、『人』の答えを探す旅は、見たくはない『人』の姿を見せつけられる旅だった」
-沢庵
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「お前に殺されていった者たちにもそれぞれの人生があった。祝福されてかされずにか、この世に生まれて育ち、家族がいた者、いない者、幼い子供がいた者、許嫁がいた者、犬飼ってた者、何かを夢見た者、ただ何となく生きてた者。武蔵、お前が終わらせたのだ。彼らの人生を」
-沢庵
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「そうやってまるで刃物のように神経をとがらせ、人を寄せつけないのは、人が怖いからだ」
-沢庵
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「お前だけ死にたい時に死ぬだと?武士らしく潔く?何様のつもりだ、お前は」
-沢庵
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「強い人は皆優しい」
-沢庵
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本阿弥光悦
「心が凝り固まっていては見えないものも、力を抜いて素直にみるといろんな顔が現れてくるでしょ。心を開いて受け止めるなら、この世のすべては美しくてもともと」
-本阿弥光悦
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「弱さを経ていない強さはないでしょう」
-本阿弥光悦
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「人には二種類あるそうです。剣を手にして強くなる人間と、弱くなる人間」
-本阿弥光悦
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「人を斬る為だけに人が作った剣。しかしそこにはまぎれもない美がある。この矛盾。斬る為に生まれた道具として刀は斬れれば斬れるほど美しい。ならばその美を極めるに至ることが叶えば、寒気のするほどの美、持つ者をもその美に染め上げるような」
-本阿弥光悦
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「強さから遠ざかった。そうだとしたら、人は弱さを知る為に剣を作ったのかもしれませんね。そのヒ人をつくったのは天でしょうから」
-本阿弥光悦
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「刀は『ある』ものではなく、人が作ったものです。天がくったものではなく」
-本阿弥光悦
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「刀を究極に美しくあらしめるためには、刀であってはならないような気がした」
-本阿弥光悦
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「剣を、己の人生の真ん中に置いていると、剣こそすべてと口にされる方はたくさんおられますが、本当の意味で剣こそ己と生きている人は稀。そういう人は余計な色がつくのを拒む。ただ己の色を深く濃くしていく。その色は美しい。その人の色」
-本阿弥光悦
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「そんな美があれば、その刀はもはや斬るまでもないもの。なぜなら、強さと美は同じもの」
-本阿弥光悦
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本位田又八
「嘘を積み重ねているうちに、いつからか本当のことも見失ってしまっていたよ。本当に大切なものを大切にすること。そこからもう一度、やり直せるよな」
-本位田又八
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「何年会わずとも兄弟は兄弟だろう?見てなくともわかるさ」
-本位田又八
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「負け犬は負けを抱えて、それでも生きていくんだ。前へ進まなくちゃならねえんだよ」
-本位田又八
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「負けた者だって人間だぞ。どこかで自分を肯定しなくては生きていけねえ」
-本位田又八
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「おめえがどんなにでかくなっても、つながりは終わりじゃねえだろ?」
-本位田又八
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「ただひとつ幼なじみとして俺に言えることは、それでも奴は剣を振る。ブツブツ言いながら、あーでもないこーでもない。時々笑っては、気味悪がられ、嫌がられ、それでも剣を振っている。そうに違いない」
-本位田又八
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「何も答えられなくてすまなかった。今ならせめてこう言おう、ありがとう武蔵、そのことを俺に話してくれて」
-本位田又八
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「天下無双?天下に双つと無い者、そんなものはない。なぜなら、すべてはひとつであるから。天下のすべてはひとつ。双つと無いものであるから」
-本位田又八
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「ごめんおふくろ、俺は弱い」
-本位田又八
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「ごめん、辛かっただろ?人を恨んで生きるのは」
-本位田又八
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「おふくろ、ひとつだけ嘘ついてたろ。でも俺は嘘つきだから、気づかないふりをしていたよ。そしたら、いつの間にか何が本当かわからなくなった。俺のおふくろは、おふくろひとりだ」
-本位田又八
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「嘘ならさんざんついてきた。もう十分だ。本当のことだけでいいってのは気持ちのいいもんさ」
-本位田又八
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「俺は強いお前が怖くて、疎ましくて、そして大好きだ」
-本位田又八
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お杉
「わしは信じる。あの子を信じて言うてやる。よくやっとると、頑張っとると。悔しいんじゃあの子は。武蔵のようにはできぬことが。何が嘘だとてかまわぬ。母だけは見方じゃ」
-お杉
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「そなたの未来はひたすらに広がっていく、どこまでも、八の字のごとく。又八」
-お杉
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「又八、この世に強い人なんておらん。強くあろうとする人。おるのはそれだけじゃ」
-お杉
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「見ていやい。御先祖様、この命を捧げます。残りの人生をこの子に。見ていやい。今は不幸せだとて、このわしがついとる。母が」
-お杉
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「海じゃのう。ホラ海じゃ。旅に出てよかったのは海を見れたこと。一度見たかったんじゃ。美作に海はないからの。又八のおかげじゃ」
-お杉
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「道が広がった分おぬしは、誰よりも人に優しくできる。わしも、武蔵も、なれなかった人間になれる」
-お杉
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「ほうら、言うたじゃろ。おぬしの未来は広がってゆく。八の字の如くに。負けるな又八。負けるな」
-お杉
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「ただ真っすぐに、一本の道を進むは美しい。じゃが普通はそうもいかぬもの。迷い、間違い、回り道もする。それでええ、振り返って御覧。あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、迷いに迷ったそなたの道は、きっと誰よりも広がっている」
-お杉
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宝蔵院胤栄
「どんな剛の者でも真剣勝負は怖い。じゃが、その恐怖から目をそらさずに受けとめ、それを傍らにのけておくことができる。それが本当に強い者じゃ」
-宝蔵院胤栄
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「胤舜、ひとりじゃないぞ」
-宝蔵院胤栄
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「竹刀を捨ててわしの前に立ちはだかる師はまるで、宙にまでその身が溶け出しているかのように、大きかったのう」
-宝蔵院胤栄
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「わしはこの身から臓腑も絞り出さんばかりに叫んだ。叫びながら闇雲に突進した。そうするほかなかったんじゃ。本当は槍を捨ててその場に座りこみたかったわ」
-宝蔵院胤栄
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「お前自身の殺気が、出会う者すべてを敵にする。あと何人斬り殺す?そういうのは強いとは言わん。不細工じゃ」
-宝蔵院胤栄
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「この世のあらゆる事象の中で、言葉で言い尽くせるものが一体どれほどあろうか。理屈ではない。感じるものだったんじゃ」
-宝蔵院胤栄
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「親の恩、人の恩、神仏の恩。お前が今までに受けた恩を全て返そうと思えば、残りの人生全てをかけても足りるかのう?できもせんことをいうな阿呆」
-宝蔵院胤栄
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「じじいになり、体もよう動かんようになってきてふと気付いた。わしは肝腎なものを二代目に伝えとらん。師から受け継いだはずの肝腎なものを、ここにまだためとる。それを胤舜に伝えるまでわしゃ死ねん。死ねん!」
-宝蔵院胤栄
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「目的のない稽古に人は耐えられん」
-宝蔵院胤栄
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「不安、弱さ、煩悩、恐れ。古よりそんな邪念をふり払うため人は滝にうたれてきた。そして水から上がる頃悟るのじゃ、あまり意味ないと」
-宝蔵院胤栄
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「天才。 だがそれゆえに、心を磨きぬく試練に事欠く」
-宝蔵院胤栄
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「日が経ち、体の傷は癒えても、心に刻まれた恐怖はなかなか…」
-宝蔵院胤栄
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「真理とはいつも一見あたり前のよーなものなんじゃ!」
-宝蔵院胤栄
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「天地自然に四季のあるように、人間の修行などもまた、繰り返す四季の如し」
-宝蔵院胤栄
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「それで、お前がいつかは本当の強さがわかるとしてじゃ… その頃まで生きてられるかの?」
-宝蔵院胤栄
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「わしは、この宝蔵院覚禅房胤栄は、一体何のためにこの世に生まれ落ちたか?」
-宝蔵院胤栄
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「本当に強い者とはどういうものかがわかるのは…本当に強い者になったときじゃ。狭ーい世界に生きとる今はわかりゃせん」
-宝蔵院胤栄
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「やらかくなるのは自信。固くなるのは気負い」
-宝蔵院胤栄
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「海を泳いでる最中には海の広さはわからんよ」
-宝蔵院胤栄
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「お前の何をどうすれば勝てる?…わかりゃせん。負けを一度見つめ直さぬうちはの」
-宝蔵院胤栄
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宝蔵院胤舜
「力むな。はやるな。ためらうな」
-宝蔵院胤舜
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「俺にできることはただ、俺が師匠のこの世の思い残しとならぬよう、自らの脚で立ち、自らの脚で歩くことくらいか」
-宝蔵院胤舜
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「武蔵、また会おう。今度は、命を奪い合うことなく」
-宝蔵院胤舜
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「罪を、弱さを覆い隠すために完全無欠の強さを求めたのか。俺自身をも覆い隠し、誰に何を与えもせず、孤独のまま、もう誰にも手の届かない場所に、生きたい」
-宝蔵院胤舜
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柳生石舟斎
「天下無双とは、ただの言葉じゃ」
-柳生石舟斎
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「技巧はなくとも、何か訴えるもんがあったぞ」
-柳生石舟斎
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「強さをはきちがえておるわ」
-柳生石舟斎
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「敵は、誰なんだ?敵はいない。俺が対峙してるのは、いつの間にか俺自身?」
-柳生石舟斎
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「迷われたなら、わしなどではなく、まず師のもとへ戻られてはいかがか」
-柳生石舟斎
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「技は無限、なお工夫の余地はある」
-柳生石舟斎
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「あなたでさえ、ひとりで生きているのではないよ」
-柳生石舟斎
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「考えれば考えるほど、見よう見ようと目を凝らすほど、答えは見えなくなる。見つめても見えないなら、目を閉じよ。どうじゃ、お前は無限じゃろう?」
-柳生石舟斎
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「わしは没しても命はここに」
-柳生石舟斎
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