勝海舟の名言

勝海舟（かつ かいしゅう）は、幕末・明治時代の日本の武士、政治家、軍人です。彼は、江戸幕府の下級武士として生まれましたが、軍事教育を受け、幕末の動乱期には多くの重要な任務を果たしました。

勝海舟は、1853年にペリー率いるアメリカ艦隊が来航した際に、日本の開国交渉にあたっていました。その後、横浜開港や日米修好通商条約締結など、日本の近代化に尽力しました。

また、勝海舟は、新政府軍の創設にも関わり、西南戦争などの戦闘にも参加しました。彼の軍事的な能力と指導力は高く評価され、明治政府においては海軍軍人としても活躍しました。

勝海舟は、幕末から明治初期にかけて、日本の近代化・西洋化の推進に大きく貢献した人物として知られています。彼の生涯は、幕末の動乱期から明治時代の近代化までの日本の歴史を反映しており、日本近代化の礎を築いた人物の一人として、今日でも高く評価されています。

勝海舟の名言

「やるだけのことはやって、後のことは心の中で、そっと心配しておれば良いではないか。どうせなるようにしかならないよ」
– 勝海舟

「時勢の代わりというものは妙なもので、人物の値打ちががらりと違ってくるよ」
– 勝海舟

「自分の価値は自分で決めることさ。つらくて貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねぇよ」
– 勝海舟

「もし成功しなければ、成功するところまで働き続けて、けっして間断があってはいけない。世の中の人は、たいてい事業の成功するまでに、はや根気が尽きて疲れてしまうから大事ができないのだ」
– 勝海舟

「俺など本来、人（生まれ）が悪いから、ちゃんと世間の相場を踏んでいる。上がった相場はいつか下がるときがあるし、下がった相場もいつか上がるときがあるものさ。その間、十年焦らずじっとかがんでいれば、道は必ず開ける」
– 勝海舟

「世に処するには、どんな難事に出逢っても臆病ではいけない。「さあ、なにほどでも来い。おれの身体がねじれるならばねじってみろ」という料簡で事をさばいてゆくときは、難時が到来すればするほどおもしろ味がついてきて、物事は造作もなく落着してしまうものだ」
– 勝海舟

「その人がどれだけの人かは、人生に日が当たってない時にどのように過ごしているかで図れる。日が当たっている時は、何をやってもうまくいく」
– 勝海舟

「功名をなそうという者には、とても功名はできない。戦いに勝とうという者には、とても勝ち戦はできない。何ごとをするにも、無我の境に入らなければいけないよ」
– 勝海舟

「人はみな、さまざまに長ずるところ、信ずるところを行えばよいのさ。社会は大きいからあらゆるものを包容して毫（ごう）も不都合はない」
– 勝海舟

「政治家の秘訣は何もない。ただ「誠心誠意」の四文字ばかりだ」
– 勝海舟

「事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない」
– 勝海舟

「機先を制するというが、機先に遅れる後の先というものがある。相撲取りを見てもただちにわかる」
– 勝海舟

「世人は、首を回すことは知っている。回して周囲に何があるか、時勢はどうかを見分けることはできる。だが、もう少し首を上にのばし、前途を見ることを覚えないといけない」
– 勝海舟

「敵は多ければ多いほど面白い」
– 勝海舟

「人の一生には、炎の時と灰の時があり、灰の時は何をやっても上手くいかない。そんなときには何もやらぬのが一番いい。ところが小心者に限って何かをやらかして失敗する」
– 勝海舟

「外国へ行く者が、よく事情を知らぬから知らぬからと言うが、知って行こうというのが良くない。何も用意しないでフイと行って、不用意に見て来なければならぬ」
– 勝海舟

「何でも大胆にかからねばならぬ。難しかろうが、易しかろうが、そんな事は考えずに、いわゆる無我の境に入って断行するに限る」
– 勝海舟

「人間の精根には限りがあるから、あまり多く読書や学問に力を用いると、いきおい実務の方にはうとくなるはずだ」
– 勝海舟

「あれのこれのと心配ばかりしていては、自然と気が餓え神（心）が疲れて、とても電光石火に起こりきたる事物の応接はできない」
– 勝海舟

「生死を度外視する決心が固まれば、目前の勢いをとらえることができる。難局に必要なことはこの決心だけだ」
– 勝海舟

「人間、数ある中には、天の教えを受ける勘を備えている者がある」
– 勝海舟

「生業に貴賤はないけど、生き方に貴賤があるねえ」
– 勝海舟

「大事をなすには寿命が長くなくてはいけないよ」
– 勝海舟

「外交の極意は、誠心誠意にある。ごまかしなどをやると、かえって、こちらの弱点を見抜かれるものだよ」
– 勝海舟

「学者になる学問は容易なるも、無学になる学問は困難なり」
– 勝海舟

「行いは己のもの。批判は他人のもの。知ったことではない」
– 勝海舟

「世の中に無神経ほど強いものはない」
– 勝海舟

「急いでも仕方がない。寝ころんで待つのが第一だと思っています」
– 勝海舟

「天下の大勢を達観し、事局の大体を明察して、万事その機先を制するのが政治の本体だ」
– 勝海舟

「人には余裕というものが無くては、とても大事はできないよ」
– 勝海舟