韓非の名言

「君主が臣下にとって実行困難なことを命令し、能力不足を罪とすれば、臣下は私怨を持つ。部下の能力を見て、出来ると判断するならよい。しかし能力に関係なく『して欲しい』で命令すれば、この通りになるだろう」
－韓非

「父母は、たとえ戯れであっても、子を欺いてはいけない」
－韓非

「物にはそれに見合った正しい使い道があるように、人材にもそれを配する適切な場所や処遇がある」
－韓非

「志を成し遂げることが困難なのは、誰かに勝てないからではない。自分自身に勝てないところに、すべての原因がある」
－韓非

「法令は文面に明らかにし、術を運用するにあたっては顔色や行動のうえにあらわしてはならない」
－韓非

「基準が正しくても、必ず受け入れられるとは限らない。筋道が正しくても、必ず用いられるとは限らない。相手に聴かれ用いられるには、正しいこととは別の要素も必要になる」
－韓非

「賢者や知恵者を求めたり、民が願う政治を目指すのは、国が乱れる発端となる。これではとても一緒に政治を行なうことは出来ない」
－韓非

「お互いの利益になるのであれば遠い国の人ともうまくやっていける。一方で損になるのであれば、父と子の間であっても怨みが生じる」
－韓非

「利益だけを貪欲に追い求めていると、いずれ国を失い、その身も滅ぼすことになる」
－韓非

「知っていても知らないふりで質問すると、知らないことまでよく分かる。一つのことを深く知ると、隠されていた多くのことを知ることが出来る」
－韓非

「法の適用は、身分の高い人だからといっておもねって曲げてはならない。大工は木が曲がっていても墨縄を曲げたりはしない」
－韓非

「人を欺いて言葉巧みに生きる事は、不器用でも誠実に生きる事には敵わない」
－韓非

「知らずに意見するのは馬鹿者だし、知りながら言わないのは不誠実」
－韓非

「虎が犬を服従させることができるのは爪と牙があるからだ。人君も刑罰という武器をもたなければ人を治めることはできない」
－韓非

「権力の二つの柄は刑罰と恩賞である。人は刑罰をおそれ、恩賞を喜ぶ」
－韓非

「理にかなった事をすれば苦労せずとも目標は達成できる。しかし、理にかなわぬ事をやっていれば、いくら苦労しようとも事は成就しない」
－韓非

「人のためと思えば、人を責めたり怨んだりする。自分のためだと思えば、事は順調に行われる」
－韓非

「氷と炭を同じ器に入れれば氷は溶けて炭火は消える。両者の言い分を取り入れるのは失敗のもとである」
－韓非

「小さな利益にひかれることは、大きな利益の妨げになる」
－韓非

「人主の患は、人を信ずるにあり。人を信ずれば則ち人に制せらる」
－韓非

「遠水は近火を救わず」
－韓非