河井継之助は日本の幕末の武士、越後長岡藩牧野家の家臣です。
江戸に遊学した後に帰国、砲術を研究し、開国論を唱えました。戊辰戦争の際には中立の立場を唱えましたが、新政府軍に認められず、戦闘に入りました。
長岡城の攻防にて負傷し、陸奥会津に向かう途中に死去しました。
「民は国の本、吏は民の雇い」という思想を持ち、役人は民の暮らしを良くするために働くものだという、民主主義の根本となる思想であり、現代の日本のあり方にも影響を与えています。
河井継之助の名言
「常は銭金の及ぶ処にあらず」
-河井継之助
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「世の中は大変に面白くなって来た。寅(外山寅太)や、何でもこれからの事は商人が早道だ。思い切って商人になりやい」
-河井継之助
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「いま柳原の土手を通って帰ってきたが、立派な武士が通るところへ横合いから糞をかついで来た奴が突き当たって、刀の鞘へ糞をかけられた。あたり前なら手討ちにしなければならないのだが、全く過ちだという場合に、殺さずに武士の体面を保つには、どうしたらよかろうか」
-河井継之助
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「民を安ずるは恩威にあり。無恩の威と無威の恩は、二つながら無益、基本は公と明とにあり。公けなれば人怨まず、明らかなれば人欺かず、この心を以て、善と悪とを見分け、賞と罰とを行ふときは、何事かならざるなし。有才の人、徳なければ人服さず、有徳者も才なければ事立たず」
-河井継之助
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「相撲の見どころは立合いである。双方とも充分に仕切って、持てる力を存分に出しあう。仕切が充分でないと、持てる力も発揮できない。仕切のコツは、相手が仕切に入るのをたしかめてから、こちらも仕切って、一瞬早く立つ。つまり、相手より遅く仕切って、早く立つ。この呼吸が大事なところだ」
-河井継之助
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「武士の体面などはおのれの心のうちのものだから、武士らしく大度な気持ちで許してやれ」
-河井継之助
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「古より、書生はなはだ多事 他の家国のために憂患を抱く」
-河井継之助
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「勝ったものも、負けたものも、武士といふ階級は、大勢の者(農工商)に負けてしまふ。見苦しいことをせずと、武士の絶えぬうちに死んだ方がよからう。潔く戦はうではないか」
-河井継之助
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「面白いだけのことで本を読むのであれば、いっそ本を読まずに芝居か寄席へでも往くがよい」
-河井継之助
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「天下になくては成らぬ人になるか、有ってはならぬ人となれ、沈香もたけ屁もこけ。牛羊となって人の血や肉に化してしまうか、豺狼となって人間の血や肉をくらいつくすかどちらかとなれ」
-河井継之助
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「母鶏の卵を愛するや、寝食を忘れて、これを覆翼し、寸時も体を離さず。人の身を慎み、志を持するものは、すべからく彼の如くなるべし」
-河井継之助
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「殿様でもご家老でも馬鹿では仕方がない。百姓でも町人でも堅固とした賢いものなら何でも取り上げなければならぬ。一體(いったい)人間は目さえ見れば利口と馬鹿とがわかるものだ」
-河井継之助
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「人というものが世にあるうち、もっとも大切なのは出処進退の四字でございます。そのうち進むと出づるは人の助けを要さねばならないが、処ると退くは、人の力をかりずともよく、自分でできるもの。拙者が今大役を断ったのは退いて野におる、ということで自ら決すべきことでござる。天地に恥ずるところなし」
-河井継之助
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「眼を開け、耳を開かなければ、何事も行はれぬ」
-河井継之助
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「己は相手だけを射殺すことは出来ぬかも知れぬが、しかし、自分だけでは死なぬ。相手と一緒に死ぬ」
-河井継之助
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「人間というものは、棺桶の中に入れられて、上から蓋をされ、釘を打たれ、土の中へ埋められて、それからの心でなければ何の役にも立たぬ」
-河井継之助
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「実に火事ほど恐ろしいものはない。他人から来る火は仕方がないが、自分から出した火は取り返しがつかぬ」
-河井継之助
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「世間には『資治通鑑』を三カ月で読んだとか、『二十一史』を半年に読んだなどと自慢する者があるが、そんな者の気が知れない。会心の文字は、何度でも読むのがいい」
-河井継之助
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「武士の対面を保つにはどうしたら宜しかろう」
-河井継之助
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「人間万事、いざ行動しようとすれば、この種の矛盾が群がるように前後左右に取り囲んでくる。大は天下のことから、小は嫁姑のことに至るまですべて矛盾に満ちている。この矛盾に、即決対処できる人間になるのが、俺の学問の道だ」
-河井継之助
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「女郎屋の客に上中下の三通りあるが、上中の客といふのは、金の融通が出来て、妻も子もある分別盛の男である。こんな男を得意客として、商売して居る女郎屋などは、皆んなブッ倒して仕舞ふがよい。本統に女郎などは可愛さうなものだ」
-河井継之助
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「天下の諸侯、徳川氏へ臣服し、数百年太平の恩沢を忘却せざるの義心これあり候て、朝廷の不安これなく、やたらに尊王の名を借り、不平を懐き、時勢に乗じ、やたら義を唱え、あるいは私利を営み」
-河井継之助
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「立身行道は孝の終わりと申す教えにても相守りたく」
-河井継之助
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「一年も居馴れてしまえば、ちょうど冬の寝床のように自分の体温のぬくもりが江戸という寝床に伝わってしまう。そうなれば住みやすくはあるが、物を考えなくなる。寝床は冷ややかなほうがいい」
-河井継之助
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「戦争はしたくないものだ」
-河井継之助
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「死ぬ気になって致せば、生きることも出来、もし死にたくない、危ない目に遭ひたくないといふ心があらうなら、それこそ生きることも出来ず」
-河井継之助
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「(月代というのは)眼と心とを一つにして、一遍にズッと剃るものだ。心と眼と手さえ一致すれば傷などつけることがない。これは剃刀ばかりでなく、何事もこの秘伝を忘れてはならぬ」
-河井継之助
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「出るとき進むときは人の助けが要るが、おるとき退くときは己の力のみである。自ら決せよ」
-河井継之助
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「一忍を以って百勇を支うべく 一静を以って百動を制すべし」
-河井継之助
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「吾は先生の作用を学ばんと欲するもの、区々、経を質し、文を問はんとするにはあらず」
-河井継之助
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「(山田方谷)先生程では、越後屋の番頭が勤まる」
-河井継之助
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「人間と云ふものは、棺桶の中へ入れられて、上から蓋をされ、釘を打たれ、土の中へ埋められて、それからの心でなければ、何の役にも立たぬ」
-河井継之助
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「(長崎にて)何を見ても面白し、商売交易の地ゆえか、則ちその心持ちになる様なり」
-河井継之助
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「宮島は是(博打)にて立つと云ふ事なり、面白からぬ事なり」
-河井継之助
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「女子にも辛苦艱難をを遂げ、名を残し候ものも、昔より数々これあり」
-河井継之助
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「ほめそやさるるは仇なり。悪みこなさるるは師匠なり」
-河井継之助
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「心を直に悟るなら、現在未来の仕合せあり、子々孫々にも栄ゆべし」
-河井継之助
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「何でもよい、一つ上手であればよいものだ。煙草延しでも、上手でだければ名人といわれる。これからは何か一つ覚えて居らねばならぬ」
-河井継之助
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「有才の人、徳なければ人服さず、有徳の者も才なければ事立たず」
-河井継之助
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「欲の一字より、迷いのさまざま、心をくらます種となり。終りは見を失ひ、家をも失ふにいたるべし」
-河井継之助
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「志ほど世にとけやすく、壊れやすいものはない」
-河井継之助
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「漫然多読するも、何の易かあらん。読書の功は細心精読するに在り」
-河井継之助
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「一忍をもって百勇を支え、一静を以て百動を制す」
-河井継之助
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「英雄事を為すに 豈縁無からんや」
-河井継之助
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「わしの首を斬り、三万両を添えて岩村(新政府軍軍監)に届けよ。そうすれば我が藩は無事に済むかもしれない」
-河井継之助
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「天に雲なく、風も止む。月、愛す可し」
-河井継之助
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「私終身の大望、ご遠察指しくださるべく候」
-河井継之助
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「一粒の米を二つに割いても、喰はざずには置かぬぞ、安心しろ」
-河井継之助
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「サウ(そう)、人が高い処処といふならば、己は一番、低い所を取って見せようか」
-河井継之助
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「学問して、長く形勢を見たき事なり」
-河井継之助
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「胸中、手足に心を用う」
-河井継之助
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「ふるさとの こし地は遠し はりま山 すめる月こそ かはらざらまし」
-河井継之助
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「不遇を憤るような、その程度の未熟さでは、とうてい人物とはいえぬ」
-河井継之助
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「八十里 こし抜け武士の越す峠」
-河井継之助
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「自分の心を責め候ては、一つも立つ所なく」
-河井継之助
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「民は国の本 吏は民の雇い」
-河井継之助
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「只々、一心正真に真実つくすが身の守り、此の言、夢々忘るべからず」
-河井継之助
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「立身出世は孝の終り」
-河井継之助
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「人間はどんなに偉くとも、人情に通ぜず、血と涙が無くては駄目だ」
-河井継之助
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